SSブログ

我々にできること

このたびの東北地方太平洋沖地震に遭われて被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしております。

まだ信じられない、信じたくない思いでいっぱいです。
少しでも被害が広がらないでいてほしい、一人でも多くの方が救われてほしい、そう祈るばかりです。

私自身は都内で打ち合わせ終了直後に地震に遭いました。
その後、つながりにくい携帯電話で社内への避難指示や家族の安否確認などをして、ノートPCの充電が切れるまでワークした上で4時間以上かけて自宅に歩いて帰りました。
その晩は、遠方で自宅に帰れなかった会社の仲間を自宅に泊めたり、翌日は社員が無事に帰宅できたかの確認のため、つながりにくい電話で夕方までずっと対応していました。

先週1週間は、社員の安全優先でどうしても業務都合上出勤しなければならない場合を除いて、原則出社せずともよい、という緊急時ルールにして、予震等への備えをしておりました。
震災直後は特に、「こんな事態なのに、社員に業務をさせていて良いのか」「被災地は大変な状況なのに、我々だけビジネスをやっていて良いのか」といった焦りというか、違和感に襲われることが何度かありましたが、今は「我々が被災された方々の分も経済活動をしっかりしないと、被災地域の支援を行うための原資もできないし、思考停止してたら物流網や世の中が動かなくなってしまう」と考え直しています。

今我々ができることは、自分だけ、自分の家族だけを守ればいい、という心根から来る買い占めでは絶対にないと思います。
日本経済を再生するために、それぞれ目の前にあるビジネスに対して過度に萎縮することなくベストを尽くすこと、それ以外にないのではないでしょうか。

また、中長期的には、関東圏で消費される膨大な電力量に対して供給が間に合わない状態が当面継続すると推察します。
これまで我々が享受してきた便利な生活を少しだけ見直し、例えば始業時刻を早朝にシフトして四季に合わせた経済活動にする、利用者がほとんどいないのに24時間サービスを謳う過剰の見直しなど、一定減ることが避けられない電力量を前提とした経済活動や市民生活をデザインすべきではないかと感じています。

当社の社員・協業者の間で赤十字の募金を募ったところ、あっという間に相当の額が集まりました。
被災された方々のご苦労やつらさ、無念さを思うと、いても立ってもいられない、というのがみなの実感なのではと感じます。
そうした思いをもった方々が日本にたくさんいる、東北の分まで日本経済を盛り立てていこう、と自分に言い聞かせています。

我々ができること、この事業を弛まずに継続することが、とても小さくても、日本の復興の一助になると考え、今日も一日を大切に全力でがんばっていきたいと思います。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。